お世話になってます、ニューヒロバ画報さんのディスクレビュー書かせて貰いました。
初秋つっても蒸し暑い九月頭の発行と言う事で悩みながらの1枚。
このアルバムは凄く思い入れがある1枚で、東京にバックパック1つで1ヶ月位滞在してた時に
買ったと記憶。
友人の家等点々と。
二年位浮浪の時期があったのよね。
あの荷物は大阪だっけかな、宮崎の実家だっけかな?住民票はどこ?てな生活。
井の頭公園で世話になってた人の不要品を路上で売ったり、日雇いで凌いだり。
その売り上げで『いせや』で焼き鳥食ったような曖昧な記憶。
今となっては良い思いで。
んな中、荷物を必要以上に持つなんて事は愚の愚であり、ましてやプレイヤーを持たない
バックパッカーに(この言い方余り好きでは無い)CDなんてモノが要らない事は明白でありながら
どーしてもこのアルバム『LITTLE TEMPO/RON RIDDIM 』だけは欲しかったので購入。
行く先々でかけさせてもらったな懐かしいな。
買ったのも夏の終わりだったのかなー。
そしてこの『ニューヒロバ画報』フリーペーパーながら面白い連載が多数。
チチ松村氏の『僕の宝物』、フミヤ蒲田氏の『エキゾチック味の招待席』、
AUTORA高山さんの『不音通信』、プランテーションの丸橋さんの『アジアのぶっかけ音楽話』等々。
毎号楽しみなのだけども悲しいお知らせが…。
これも密かに楽しみにしてたEGO-WRAPIN'の中納良恵さんによる『男子禁制レディースサロン・よし恵』が
なんと最終回。悲しいね。
そんな最終回に凄く共感出来る事が書いてあって抜粋。
インターネット情報が主流で、紙媒体も悲しいかな陰薄にみえる現代ですが
こういう紙で見せる情報
しかもフリーペーパー
重なり続け消えて行く光の情報ではなく
紙面で手に触れ、永遠に残り読み返すことのできる紙資料
今の時代、とても貴重ですね
これ本当にそう思う。
紙って現場に行かないと手に取れないのよね、場所に。
んで内容も癖が強いが、配布されてる場所も癖が強い。
けどそんな場所に足を運んで、手に取って読むことが、なんとも良い時間だったりするんじゃないのかなと。
ボタでカレーを待つ間に読んでてくれたら、なんか嬉しい。
『ニューヒロバ画報』しかり、アジカンの後藤さんがやってる『THE FUTURE TIMES』しかり
フリーで紙媒体でこの内容でって凄いことだと思う。
街に出てお茶でも飲みながら、お酒でも飲みながらゆっくりとって時間、今だからこそ大切にしたいなー。
ネット依存がどーだこーだってニュースを憂いながら、もはや必要不可欠な物でもあるのでバランスが大事って事で。
書を捨てよ、町に出ようが昭和50年代で40年近く経っての現状。
2015年09月05日
初秋に聞きたいコレ。
posted by マスター at 00:06| 掲載誌